パラメータの設定項目

次ページ表の各項目はパラメータ設定モードで変更できます。
「*」が付いている項目は初期設定です。

①キーボードのキーを押します。
F5キーを押し、メニュー<2/2>画面にします。

②F2キー「パラメータ設定」を押します。

③パラメータ設定<6/1>〜<6/6>ページに各機能が割り当てられています。
各ページから変更したい項目を選択し、設定の変更を行います。

ページの変更はF5キーを押します。

④設定終了後はキーを繰り返し押して、元の画面まで戻ります。

パラメータ設定項目一覧 ( *が初期設定です )

項目選択説明
<1/6>起動モード角度
距離*
座標
電源投入時に表示されるモードを 選択します。
チルト補正オフ
1軸
2軸*
チルト(傾斜角)補正機構を有効にする、
またはしない、を選択します。
補正には1軸か2軸の選択が可能です。
最小角度表示1”
5”*
10”
表示角度の最小値を選択します。
<2/6>鉛直角表示方法天頂0*
水平0
天頂0°または水平0°鉛直角の 表示方法を
選択します。
測距モード時
優先表示
S距離+V角+H角
H距離+V角+H角*
H距離+高低差+H角
距離測定モードで表示の組み合わせを 選択します。
長距離モードOff*
On
長距離測定の際にオンを選択します。
<3/6>両差補正Off*
K=0.14
K=0.20
「大気の屈折と地球の曲率の補正」を有効に
するかどうかを選択し設定します。
詳細は「10.1.1 屈折と地球の曲率の補正」
お読みください。
縮尺係数Off*
On
座標を計算するときに縮尺係数をかける、
またはかけないを選択し、値を入力できます。
詳細は「10.1.2 縮尺係数」をお読みください。
座標表示XYZ*
YXZ
座標表示の順序を選択できます。
<4/6>角度単位dms*角度・距離・気温・気圧の単位は変更できません。
距離単位m*
気温単位°C*
項目選択説明
<5/6>気圧単位hPa*角度・距離・気温・気圧の単位は変更できません。
オートパワーオフ無し
有り(20 分)*
20分間機器の操作がない場合、電源を自動的に
オフするかを選択 します。
通信設定<1/2>1200 bps  
2400 bps
4800 bps
データ通信のボーレートを選択します。
ボーレート:1秒あたりに転送するビット数(bps)を
単位とした通信速度の ことです。 
<2/2>9600 bps*
19200 bps
<6/6>〈USERキー〉の
機能割当 
<1/4>後方交会*
測定と記録
現場閲覧
すぐに呼び出したい機能を1件
ショートカットキーとしてキーに
割り当てることができます。
設定方法は「10.2 USERキーを設定する」
お読みください。
<2/4>データ送信
データ受信
座標入力
<3/4>コード入力
オフセット測定
対辺測定
<4/4>REM 測定
面積測定
パラメータ設定
工場出荷設定NO
YES
パラメータの設定を工場出荷時の初期 設定に
戻します。
詳細は「10.3 工場出荷時の設定に戻す」
お読みください。

10.1.1 屈折と地球の曲率の補正

●本製品は、大気の屈折と地球の曲率に起因する水平距離と高さの測定誤差を両差補正により修正できます。

  • 水平距離:Hd = Sd×[cosα+sinα×Sd ×cosα(K-2)/ 2Re]
  • 高さの差:Vd = Sd×[sinα+cosα×Sd ×cosα(1-K)/ 2Re]

Sd:傾斜距離
α:水平面からの垂直角;
K:屈折率(0.14または0.20)
Re:地球の曲率半径(6372 km)

10.1.2 縮尺係数

●本製品は、縮尺係数を設定することにより、平均標高を考慮した平面距離を表示できます。

●この補正が必要な場合には、縮尺係数を計算し、本製品に入力する必要があります。
詳細は、測量に関する専門書籍を参照してください。

(1)投影面上の距離:HDg = HD×縮尺係数
  HDg:投影面上の距離
  HD:地表面の距離

(2)地表面の距離:HD = HDg /縮尺係数

注意

●縮尺係数を設定すると、座標測定にで得られる結果にすべて影響します。
●縮尺係数の入力範囲は、0.98−1.02です。
デフォルト値は1.000000です。(これは、補正が実行されないことを意味します。)

記事に関して問い合わせる
カテゴリ一覧
更新情報
  • 2021.04.08
    仕様ページを公開いたしました
  • 2021.01.29
    TT-N45マニュアルサイト 開設いたしました
  • 2021.01.08
    TT-N45マニュアルサイト 暫定版を公開いたしました
  • 2020.11.04
    TT-N45マニュアルサイト サンプル記事を公開いたしました
PAGE TOP