ミニプリズムの組立

危険

  • 雷が発生する天候下では使わないでください。ピンポール、プリズム、およびそれら相当品は導電体ですので、落雷を受けて死傷する恐れがあります。

注意

  • ピンポールを高圧線・変電設備の近くで使用する際は取扱いに十分注意してください。ピンポールは導電体ですので、接触すると感電の恐れがあります。
  • ピンポールを立てるときは、脚元に人の手・足がないことを確かめてください。手・足を突き刺して、ケガをする恐れがあります。
  • ピンポールの石突きを人に向けて持ち運ばないでください。人に当たり、ケガをする恐れがあります。
  • プリズムの気泡管の破損で身体に液が付着した場合は水で洗い流してください。目に入った場合は眼科医の手当てを受けてください。
  • プリズムの気泡管は60℃以上の環境で液漏れになることがあります。特に炎天下の車内、高温場所等で長時間の放置・保管はその原因になることがあります。

3.9.1 組立方法

①キャリングケースからピンポールと1.5インチプリズムを取り出します。

②ピンポールを必要な長さに組立て、その中にプリズムを通します。ポール固定ネジでしっかりと固定します。

  • ピンポールは5cmピッチで塗り分けされています。
    プリズム内側の取り付け位置をこの境(段差があります)にすると、視準高さの入力が簡単に分かります。

③プリズムは測定可能な高さの範囲で、できるだけ低い位置に取り付けます。(傾き誤差が低減し、より高い精度で測定できます。)

  • プリズム収納ケース内側のポケットにはプリズムの円形気泡管調整用の六角棒レンチが収納されています。

3.9.2 ターゲットの視準

●近距離では特に正確に視準してください。

■1 プリズム測定の場合

①プリズムを持っている作業者はできるだけ、プリズムを器械側に正対して保持します。プリズムは上下方向にも可動するので正しい向きに合わせます。

②器械側の測定者は望遠鏡固定つまみと水平固定つまみをゆるめ、ターゲット近くまで望遠鏡と器械本体を回転させます。

③ターゲットの近くの位置まで来たら望遠鏡固定つまみと水平固定つまみを締め、それぞれの微動つまみ側を使用してターゲットを視準します。

④望遠鏡の十字中心をプリズムの中心にできるだけ合わせて視準します。

■2 ノンプリ測定の場合

①器械側の測定者は望遠鏡固定つまみと水平固定つまみをゆるめ、ターゲット近くまで望遠鏡と器械本体を回転させます。

②ターゲットの近くの位置まで来たら望遠鏡固定つまみと水平固定つまみを締め、それぞれの微動つまみ側を使用してターゲットを視準します。

③望遠鏡の十字中心をターゲットの中心にできるだけ合わせて視準します。

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  • 2021.04.08
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  • 2021.01.29
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  • 2020.11.04
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